もくもく会のすすめ - IT勉強会/コミュニティ運営 Advent Calendar 2016
この記事は IT勉強会/コミュニティ運営 Advent Calendar 2016 - Adventar 18日目の記事です。
19日だけど18日目です。・・・遅刻しましたすみません・・・。
こんにちは、きの子( @aa7th )と申します。大阪でフリーランスプログラマやってます。 自身が運営している関西Java女子部とScala関西で毎月もくもく回を開催しているのですが、これが結構いい感じに継続できているので、もくもく会はいいぞ!という話を書きます。
もくもく会とは
もくもく会とは、参加者が各自で自分の作業をもくもくと進める自習会です。 作業内容は、読書、資格の勉強、趣味で作っているアプリの開発などなど、みなさん様々です。
たまに「木曜日に開催するからもくもく会なんだと思ってた!」と言われますが、そんなことはありません。
また、各自もくもくと進めると言っても 喋っちゃダメなんてこともありません。お互い質問したり情報交換しながら自習を進めましょうという趣旨の勉強会です。
私は基本的にこんな流れで開催しています。
- 最初に参加者全員に軽く自己紹介と、今日はどんな作業をするつもりかをみんなに共有してもらう。
- 途中で休憩タイムを挟んでお菓子を食べながら雑談したり、進捗を聞いてみたりする。
- 最後に成果発表タイムを設けて、各自やったことを報告してもらう。
- 軽く一言でもよいし、がっつり前でデモをするのもあり。
関西Java女子部
2014年11月から大体月1ペースでもくもく会を開催しています。(たまに違う企画をやるので、その月はお休み。) 東京でJava女子部が立ち上がった時、関西でもやってほしいという声が多かったので運営に手を挙げました。
この辺の経緯は過去に記事を書いています。 関西Java女子部を開催しました #javajok #javajo | nocono
東京は頻繁に講師の方を呼んでセミナー形式での勉強会を開催していますが、毎月コンテンツを用意しての開催は運営の負荷が高く私には難しいなぁと感じ、準備が少ないもくもく会形式を取ることにしました。
土日祝の13:30 〜 18:00に、心斎橋の 株式会社ことば研究所 さんのオフィスをお借りして開催しています。
人数はいつも大体5人前後です。 常連さんもいますが、毎回初参加の方が1、2人はいて、メンバーはかなり流動的です。
15時から30分程度は休憩タイムです。お菓子を食べながらわいわい雑談しています。 お菓子は基本的に私が食べたいお菓子をチョイスして人数分買っていって、あとで割り勘しています。
今月のお菓子はいちご大福を買っていきました。超おいしかったです。
今日のおやつはいちご大福!参加者の方が持ってきてくれたクッキーなどもあって、今日はおやつが豪華です(笑) #javajok pic.twitter.com/GV34369wVH
— SAMMY(きの子) (@aa7th) 2016年12月10日
常連さんに賑やかな方が何人かいらっしゃっるお陰もあり、毎回結構盛り上がっています。雑談タイムは完全に女子会です(笑)
Scala関西もくもく会
こちらは元々Scala関西勉強会という、登壇者を募ってのセミナー形式での勉強会を不定期で開催しています。もくもく会もたまに開催していたのですが、朝弱いのに土日の午前中という無謀な時間設定をしてしまい継続ならず・・・。ということで2015/11から平日夜開催に変更して、大体いつも19:00 〜 22:00に、新大阪の MOTEX株式会社 さんの会議室をお借りして開催しています。
人数は多い時は10人ぐらいの回もありましたが、最近は5人前後で落ち着いています。
平日夜開催で時間も短いので当初は途中休憩なしで開催していたのですが、本当にみんなもくもく作業していて質問したくてもしづらいという声があり、最近は途中休憩の雑談タイムを挟んでいます。 雑談タイムはちょっと前は参加者の方が持ってきてくれたお菓子を食べて和むことも多かったのですが、最近は私が「進捗いかがですか!」と進捗について問い詰めるだけの時間になってきていることに先日気づいてちょっと反省・・・。次からはお菓子を持っていこうとおもいます。
もくもく会のいいところ
場所さえ確保できれば開催できる。
もくもく会は、場所と時間さえ決めてしまえば、あとはイベントページを立てるだけです。登壇者募ってタイムテーブル決めて・・・といった作業は発生しません。
自分(主催)も好きな作業ができる。
主催も普通に参加者としてもくもくと自分がやりたい作業や勉強ができます。 全く自慢になりませんが、私は立て込んでいる時はがっつり仕事しています。これはフリーランス(リモートワーク)特権ですね。
参加敷居が低く、初めてでも気軽に参加できる。
勉強会に参加したいけど、セミナー形式のものは内容的についていけなさそうなものばかりでなかなか参加できないという方も多いようです。 でも、もくもく会は自分で課題を選ぶので、その心配もありません。 女子部は「これなら私でも参加できる!と思ってきました」という方が多いです。
人の成果発表を聞くことにより色々な情報を得られる
発表のボリュームは人によって様々ですが、ちょっとしたLT大会のようになることもあります。
もくもく会開催のコツ
全く会話なくもくもく作業しているだけだと息もつまるし、先述の通り質問したくてもしづらいなんてことになります。和やかな空気になるよう、主催がある程度気を配る必要はあると思います。 私も先日気づきましたが、お菓子をみんなでわーっと分け合うだけで空気が和みます。お菓子の力は偉大ですね。今後もっと積極的にお菓子の力に頼っていこうとおもいます。
ちなみに最近ほめられました。わーい。
他のもくもく会に参加して初めて、Scala関西のそれの居心地の良さを実感するなど。 @aa7th さん、すごい。
— Suguru Hamazaki (@hamazy) December 13, 2016
もくもく会は、地味にコミュニケーションスキルが必要ではありますが、準備の負荷が低くて継続しやすい勉強会の形式だと思います。ぜひみなさんも開催してみてください。
宣伝
【大阪】1/18(水) Scalaもくもく会 - connpass
関西Java女子部は来月は企画物を開催予定のため、もくもく会はお休みです。 機会があれば参加してみたいな〜と思ってくださった方はぜひ connpassグループ 、もしくはTwitterハッシュタグ #javajok をチェックしてください〜!